「アパッチ砦の攻防」より『戸惑いの日曜日』

こちら三谷幸喜脚本、佐藤B作演出の作品。
今まで三谷さんの映画やドラマはいくつも見てきましたけど、舞台作品ははじめて。
去年の「12人の優しい日本人」は見事チケット争奪戦でやぶれましたから。

もうこちらは期待通り。とにかくおもしろかった。
誤解が誤解を招き、笑いを誘う。
それがいくつにも重なり合っていってどんどん笑いが大きくなる。
それが三谷さんの作品の特徴だと思うんですよね。
そしてそれを一番堪能できるのがやっぱり舞台だなぁと実感しました。

映画「有頂天ホテル」もすごかったけど、それに負けず劣らず。

私が一番衝撃的だったのは一幕に佐藤B作さん演じる鏑木が言った「ずっとベトナムにいたから」というこのセリフ。

いやぁほんとびっくりした。
見事の一言でした。
あのシーンでこのセリフをかける脚本家ってどのくらいいるんでしょう。

でもねぇ、こういうのって役者さん演じるの大変だと思うんですよ。
佐藤B作さんとかはなんか職人って感じにとにかく「おもしろくしよう」とかっていうよりは、必死にその人物を演じている感じがしました。

あと中盤でよく使われた変なお面。
私は中央のテーブル下に置いたときから、絶対後半でなんか使うなぁって思ってたら案の定でした。
こういう予測が当たるとちょっとうれしいよね。

そして休憩中秋元康さんらしき人発見。

久しぶりのサンシャイン劇場。あいかわらずロビー狭かったなぁ。


サンシャイン劇場  17:30開場 18:00開演 1階 23-21