朝花について

先日「たけしの誰でもピカソ」に石川さゆりさんが出演していた。
いろいろなアーティストとコラボレーションしながら代表作やら新作を披露していた。

普段あまり演歌に興味のない私ですが、この番組録画しました。
目当ては新曲「朝花」

何を隠そう、どうでしょうのエンディングテーマを歌ってる樋口さん作詞作曲。
二年前のどうでしょう祭りではじめて聞いたときからひとめぼれした曲。

もともと樋口さんが朝花を作ったきっかけは、奄美大島を旅したとき、その土地の島歌である「朝花」を聴いて、そこからイメージが膨らんだそうです。
しかも「石川さゆりさんがこの『朝花』を歌ったらどんな感じなんだろう?」とふと思いながら。
そのときなぜ石川さゆりさんが出てきたのか本人も謎だったみたいですが、(公式サイトのダイアリーに確かそう書いてあった気が・・・)
その「朝花」という島歌+石川さゆりという形でインスピレーションを受け誕生したのがこの曲。

それが長い年月をかけて、石川さゆりさん本人が歌うようになるなんて、それだけでもちょっと感動ものですが、実際石川さゆりさんが歌う「朝花」を聴いたら、その何倍も感動しました。

もちろん、樋口さん本人が歌う「朝花」も大好きで、何度この曲に癒されたことか。

どうでしょう祭りでギター一本で寒空の下、4万人の前で静かに歌った「朝花」。
あんなに歌声だけで心を揺さぶられたのは初めてでした。
あのときの光景は今もはっきりと思い出せます。

それが今度は石川さゆりさんというすばらしい歌い手の方によって新たな命が吹き込まれた。
原曲の雰囲気そのままに、丁寧に歌う石川さゆりさん。

なんだか不思議な気持ちになりました。

大切な曲がまた増えたなぁ・・・。