泣ける

CDJ2006の山田家の舞台、四国R-14、そして先日観たHONOR
全部に共通しているのが「死んだ人に会う」ということ。

なんだろうなぁ。
私の場合じいちゃんがすぐに思い浮かぶ。
じいちゃんは私が10才のクリスマスに天国に旅立った。
離れて暮らしていたせいもあって正直じいちゃんとの記憶があまりない。
長い間ベットで寝たきり生活だった気がする。
でも私が小学校入るずっと前は普通に元気で、夏休みに帰省した時、
近くのマルナカでおもちゃを一緒に買いに行くのがとても楽しみだった。
昔の人にしては長身で、私が駆け寄っていくと抱き上げてくれた。

母によるとじいちゃんはボンボンでおせっかいで短気でお人好しだったため、
人にすぐお金を貸して借金の肩代わりしたり、おいしいもの食わしてやるといって、当時珍しかったサンドウィッチをわざわざ食べに連れて行ってくれたり、
かと思えば、家の近くにあった電話局にしょっちゅう怒鳴り込んでいったりしていたそうだ。

私にはそんな面を見せなかったが、親戚中がそう言うのだから、そういう人だったのだろう。
「怒ると怖い人だったけど、男前だった」らしい。

そんなじいちゃんと長年連れ添ったばあちゃん。
ばあちゃんは逆に何が起こっても動じない。
本気で怒ったところを一度も見たことない。
いつもゆったりしている。そして未だに元気。
80歳を超えてもまだ現役で働いている。
そういう人だからじいちゃんと最後まで続いたんだと思う。

母もそんなじいちゃんが好きだったんだろう。
よくじいちゃんの話をする。
わたしも母からじいちゃんの話を聞くのが好きだ。

舞台やドラマのようにもしも死んだ人に会えるなら、私はじいちゃんに会いたいと思う。